KESL

自動的有効数字丸め処理付き
全手動計算機

研究成果

      2010/06/05 初版
      2010/06/06 補足追記・06/06B再追記
      2010/06/13 追記
      

もう使わなくなったモノたち、パート2


フィルム式カメラは、真空管アンプとか蒸気機関車とかそういった類とある意味同種の、「存在価値を認める方々」で世の中に未だ健在と言ってもいいだろう。あぁ、似たようなものには『そろばん』もあるかな。でもこれは頭の体操にもなるしね。現役で使っている方も多いかもしれない。

ところがこれはどうだ。マスコミで話題にもなりゃしない。『計算尺歴史博物館』といったものがどこかにあるかもしれないが。おお、それこそ「HEMMI」にありそう。

ちなみに、ここに掲げた4本の計算尺は、すべてHEMMI製。他のメーカーのものってあるのかどうか知らないけどね。

今でも作って売っているんだろうか。学校で教えているんだろうか。






これは携帯用の小型のもの。基本機能だけ。全長約15cm。






これはもう少し大きい。22cm。





これは30cm弱の長さ。実用品・・・というか、これを使って学校の教養課程のリポートを書いた・・・んだったかな。ま、一応理系だしね。ああそうだそうだ、統計学かなんかの計算をしたんだっけ。平均なんかはもちろん、自乗とかσとか。けっこう活躍したよ。






全長32cm、電子工学計算用に、LC共振とかインピーダンス計算とか、抵抗並列計算とか、そういった目盛りも付いている。




あーーちなみに、桁は自分で考えておく。

・・・とアップロードしてから色々いじってみたところ、どうも上に掲げた写真は、中尺がひっくり返ってるのかな?(→※)

入れ替えてみたら、インピーダンス計算と抵抗並列計算とがしっくりわかった。

これの裏側のB,C、CI、BIを使った計算が、まだわかってない(思い出してない)。
(2010/06/06補足)



(※→)・・・といってほっとくのもなんなので、正しく?入れ替えた写真も掲げておきます。(2010/06/13update)














4つ並べてみた。






大きい方の二つは、ケースも残っている。・・・が実用してたので、紙ケースはボロボロ。






一番小さいヤツは、携帯用の革ケース付き。父からの払い下げ品。というか、今はもう形見ってことになってるね。






これはルート2を示してみたところ。一番下の目盛りでほしい数字のところにカーソルを合わせると、すぐ上の目盛りにその数字のルートが表示されている。1.4142・・・までは無理だけど、がんばって1.414までは読めるんじゃないかな?




拡大してみた。どうよ。





おまけで、計算尺には物差しも付いている。



ちょっと写真が逆さまだが、計算尺を2本重ねているが一番手前の所にcm目盛りのものとインチ目盛りのものがある。






・・・ちなみに、現在ではかけ算割り算くらいはなんとかできるものの、電子計算尺(おお、電子回路計算用計算尺を縮めて言うと、電子計算尺!)のインピーダンス計算とか抵抗並列計算とかそういった類の扱いは、まったく、完璧に忘れてしまった!! なんてこった!! イカンイカン、ちったぁ思い出して使ってみるとするか。



(2010/06/06B追記)

ところで、半ばあきらめていた取扱説明書がひょっこり出てきた。上に掲げた、一番大きい「電子計算尺」用である。


取説によると・・・べき計算、平方、平方根、乗除、比例、対数、デシベル、三角関数、リアクタンス、同調周波数、波動インピーダンス、時定数、限界周波数、並列抵抗、直列容量、インピーダンス・・・が計算できる。

上の方に、「桁は自分で考える」と書いたが、一応、桁もわかるようだ。


LCR計算のほう





その他諸々




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