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ダイオード
                                         2005/05/22

諸兄は、初めて買ったダイオード、というものを覚えておられるだろうか。小生の場合、1N60のゲルマダイオードであった。120円である。1本。物価上昇を考慮すると、今なら少なくとも数百円、いや千円はするのではないだろうか。ちょうどこのごろの真空管の値段の逆をいっているような感じだ。数百円で買えた真空管が、今や数千円から何万円もする。ブランドにもよるが。

今時、ゲルマのダイオードを当時の値段と同じの1本120円ですら買う人がいるとは考えられないが、1960年代後半の辺りでは(というか、非秋葉原の地方小都市では)そんなもんかなぁ、と思ってしまう程度には、まぁまぁ妥当な値段だった。秋葉原なら、もしくは通信販売なら、地方小都市でももっと安く買えたかも知れない。それが、いまやこうである:

(注:写真は後で若干補正して上げ直します・・・)


もっと行こうか。
 


なぁに、当研究所の在庫のごくごく、ほんの一部である。写真に撮るのに、在庫ケースからほんのひとつまみ、つまんで出して、また元に戻すのが面倒なのでこれしか出さなかったのである。この一桁UPはある。

ちなみに、ゲルマのダイオードだけを写真に撮った。汎用のシリコンダイオードはもっとある。それなら諸兄も数を数える気の起きない程度には持っているだろう。

多ければいいってものではない。だが少ないと、製作にも支障が出る。多少のあまりが出る程度に、在庫調整が出来るのが理想。しかし、上記の状態は、どうみても在庫過多。


(2005/05/22記)