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バリコン         2008/05/06 update




このバリコンの写真を見て、美しいと思うか、どうでもいいと思うか。写真の撮り方はともかく。


しかし、多少なりともこのギョーカイに住み着いて居るものの一員として、電気部品の働きが見えるような貴重な部品として興味が尽きないのである。上記の写真は、2連バリコンである。3連×2のように見えるが、1セクションが機構的に3つに分割されているだけである。容量は大きい。どんな用途のものであろうか。いつものことながら、秋葉原界隈を徘徊して見つけたものであろう。どこで手に入れたか記憶がない。いい加減なものである。手に入れる瞬間は、このバリコンを使って、○○を作ろう、とか、何々用にいいな、とかあれこれ計画していたはずだ。ところが、未だに上記の状態・・・・つまり、部品単体の状態。何も仕事していない。

ローバンドのアンテナチューナーかなにかにちょうどいいと思う。たぶん、買うことを決心したときはそう思っただろう。容量が大きいことを活かして、オーディオのウィーンブリッジ型発振器もいいかもしれない。





これまた上の写真とうってかわってかわいいバリコン。もっとも、もっと小さいものもあるが。22pFらしい。こうして容量が表示されていると楽だ。だいたいのところは電極の隙間と羽の枚数から容量がわかるものだが、このようなエアーバリコンに限られる。

小型のものでは豆粒のようなエアーバリコンもある。そのうち写真に撮られにジャンク箱の奥深いところから出てくるであろう。

これはおそらく、AM/FM、2バンドラジオ用のバリコンであろう。AM用のセクションは「ポリバリコン」、つまり、絶縁と誘電体を兼ねてポリエチレンを使用したものである。「ポリバリコン」といえば、もっと小型のものが当研究所の資産の中に(別名、ジャンクボックス)あったはずだが、写真撮影の時点で出てこなかった。近日中に在庫確認の上紹介しよう。

これは150pfくらいか。送信機の段間同調用にちょうどいい。しかしこのバリコンも使用した形跡がない。早く日の目を見させなければ。

おっと、これはバリコンというよりはトリマーですな。セラミックトリマー。なぜかこういった類がごろごろ保管倉庫に眠ってたりする。



最後に、冒頭に掲げたバリコンの全容を。








最後といいながら追加あり。
(2008/05/06)







写真を撮る向きが同じだけど・・・




 じゃこれならどうだ。








あれ? ちょっと変? そうです。差動型ですね。ぐいっと回すと、だんだん容量が片方からもう一方へ移る。VRのようなバリコンです。









三連バリコン。容量大きめでしょ。何用だったのかなぁ・・・







大中小




☆いやしかし。・・・
 なんで写真、撮れるの?

◆・・・・使われず、ジャンク箱に眠っているバリコンたちばかりだから。

☆それって、かわいそうじゃないの??

◆いやぁ・・・こうして持ち物を披露することで密かに楽しんでおる輩がいるウチは・・・

☆もったいなぁ〜い!! くれ。

◆ヤダ!